2018-11-01 03:25:39
…の記事を書いていて、もうすぐ終わるという所でミスってタブを閉じてしまいorz
もういいやーってなったので明日あたり気がむいたら書き直します、この記事。
すごいがっくり。
取敢えず書き直し(11/2)。
今回タロットカード企画に参加し、XXI(世界)のカードを担当させて頂きました。
まずは世界のイメージから。
思いついた構図をざくざくっとラフ。
この段階は以前のメイキングでも出しましたが、正直自分が解ればいいんです。
忘れないうちに描き止めるのがラフですので。
でもこれ、前傾姿勢すぎない?
という事で自由変形からの姿勢の修正。
前のめりを適度に修正。ここから再度ラフで細かい形を整えます。
タロットのモチーフを配置しながら別な色で。
モチーフとしては
・牛の角
・獅子の鬣
・天使(と鷹)の翼
・世界を表すための惑星
・天使の輪に相当するケテル(ヘブライ語で王冠)
・ウェイト版、マルセイユ版共にタロットカードの「世界」には月桂樹で形作られた輪(リース)があるため、輪とそれに付随する∞のモチーフ
上記に加えて、私の解釈ですが。
・世界を表すのは何か?→生、死、誕生、時間、宇宙
・生と誕生は女性から齎されるもの→中心のモチーフは女神(女性形の天使)
・女神(天使)であれば世界を護る→世界(銀河)を腕に抱く
というあたりが綯交ぜになって上記のイメージの原型になりました。
それらを念頭に置いて、線画を進めます。
清書するとこんな感じです。
服は最後に追加しました。どんな形がふさわしいか、考えながら進めていたので。
単なるドレスはイメージに合わないし、ビキニアーマーは今回のイメージにそぐわないと思いまして。
最初は本当にシンプルな鉄板一枚の胸部装甲、というのも考えながら進めていたせいです。
彩色途中で「これは足りない、何か足りない」と思い、装飾を足したのですが、その際の線画はこんな感じで線画フォルダに突っ込んでありました(彩色時のガイド用にとっておいたのです)
線画はこれくらいでさらっと終わらせ、塗りに入ります。
ガチガチに下地を作って、奥にあるものから。
今回も肌からです。
人物左にあるのは、彩色で使った色です(これらの色を塗ったり伸ばしたり混ぜたりしていました)
一番上が胸部装甲、腕輪等の金属用。
真ん中は鬣・まつ毛用。
一番下が肌用です。
続いて胸部装甲を塗りました。
真ん中の少し赤味がかったグレイで形を取り、濃いグレイで影をつけ、明るいグレイでハイライト相当部分を光らせます。
続いて下乳部分に翼形の装甲を足します。
ビキニアーマーじゃないよ!という意思表示です。
最初の線画になかった部分は、塗りながら足したものです。
腕とかみぞおちとかがそうですね。
更に色調の統一感を出します。
ちょっとダークな感じの胸部装甲に。
下乳部分の装甲と色合いを合わせたというだけですが。
ついでゴルゲット(首鎧)。
ここも胸部装甲と同じように……塗っていたはず…なのですが。
気付けば明るい色合いでした。うわあああ。
この辺で胸部装甲が鉄板一枚だとアレでソレだよなー、という気分になります。
ビキニアーマーになっちゃいません?なりますよね?
という事で装飾を入れます。
線画を入れて、暗い色で塗りつぶして、ハイライトを入れる。
これの繰り返しです。
下地の明暗は既についているので、一枚レイヤーを足してごりごり塗ります。
どぅん!
続いて腕輪。
これはもう開き直って首と同程度の明るさで!
大丈夫、同じ色にしようとしていたなんて、言わなければバレない!!
手首部分の環も同様に明るめの色合いにします。
ええ、ここだけ暗くても違和感ありますし。
この辺で目先を変えるために(疲れてきた)、翼部分の下地を作ります。
天使モチーフ、と思いつつ鷹モチーフも入れたい、と横着するこころが芽生えます←
下乳を鷹モチーフに見立てても良いのではないか、と後から思いつきました←
取敢えず気にせず下地です、下地。
鷹の翼を見ながら彩色します。
背側の翼をもっとセピア多目にすれば良かったかも、と思いつつ。
天使モチーフ兼用だから!白多く!!という自分もいたのです。はい。
翼の展開した形に合わせて陰影を重ねます。
銀河をその手に抱く、というイメージにプラスして、王冠も輝かせる予定だったので、下側に多目に。
ここで画面いっぱいいっぱいになってしまっていたので、服を足すために縮小しました。
そして服を描き足します。
ドレープが裾を引く感じで。
世界には終わりがないんだ、というイメージを後付けです。
長く長く続け、世界。
服の陰影を入れます。
ドレープに合わせて裏側に強めに。
……強めに入れたらねずみ男の衣装のような色合いになってしまい、慌ててハイライトを重ねました。
少しはマシになったはず。
ここから更に陰影と光を足せばきっとどうにか…!
という事で次は帯です。
金色を使いたかったので、ごりごりっと。
テクスチャにはヘブライ語の聖書を重ねます。
※パブリックドメインの英語の聖書の句をグーグル翻訳でヘブライ語にしたものです
更に脚環と帯留めをレイヤー追加で描き足します。
次に全体図を見ながら、総合的な陰影を足します。
そろそろ完成に近づいてきました。
続いてハイライトをふわっと。
ふわっと載せます。
あとでバランスを見ながら調整するので、本当にふわっとだけ。
宇宙空間を背景にする予定なので、更に陰影追加。
上からのライティングなので、足元に行くにしたがって影が濃くなります。
ここで背景。
NASAのフリー画像ありがとう!
続いて「世界」のモチーフである月桂樹の環を足します。
とはいえこれ、実はクリスタ(CLIP STUDIO)のブラシです。
有料素材ですが、
hm葉っぱセット4というブラシセットの中に入っている木の葉リース8吹付、というものを使っています。
真円状にリースが出来ますので、自由変形で楕円形にしたものが上記です。
リースにクリッピングで陰影を付けたら、次は∞モチーフ。
厚塗りですが、別レイヤーにがりがりっと描いてごりごりっと影付けしました。
(上記はリースに掛かっていた部分を消してあります)
更にリース上下に∞をつけるためにコピペして増やします。
惑星に腰かけているイメージを持っていたので、NASA(ry
お世話になります 。
因みに人物も背景も案外と細かいパーツでレイヤーを分けてあるので、フォルダに一括で突っ込んで移動したり縮小かけたりしていました。
椅子があんまり明るいので、陰影追加。
次に腕に抱く銀河ですが、これもNASA(ry
レイヤーを発光モードにすると光ります。
照り返しに恒星の色をスポイトで吸い、さらっと入れます。
ここで手首の環に青い石をプラス。
赤にしようかとも思ったのですが、変に目立ちそうだったので青です。
腕の中の恒星をコピペ縮小、光を足してケテル(ヘブライ語の王冠)に。
腕に銀河を抱いている状態を作り出すため、手にかかっていた恒星を削り、指の隙間から漏れる光をちょっと強調。
画像統合して枠にはめて完成\(^o^)/
この後文字部分にレイヤースタイルを適用させましたけれどね。
これで今回のタロット企画の描き順の忘備録、完成です。
*上記にスクリーンショットを入れてはいませんでしたが、左の下乳が下がり過ぎだったため、途中で修正を入れていました。
*夜中の画像投稿だったので、普段の気遣いを忘れて「 全ての一覧と検索から除外 」に一切チェックを入れませんでした(そのため一時的に全画面を占拠したけれど気にしない)(前回のメイキングはチェックを入れていたので、一覧に表示されていませんでした)